- くまもと復興国際音楽祭 坂本一生
音楽祭、残り2つとなりました
9月30日から10月3日まで4日連続で開催したくまもと復興国際音楽祭の4つのコンサートが終わってはや1週間が経ちました。
お客様から多くの感想を頂いています。それぞれのコンサートをお楽しみいただけたようです。
8月に感染が急拡大して、出演者・曲目の変更を余儀なくされお客様にはご不便をおかけすることもありましたが、皆様のご協力でここまで開催できたことに心から感謝いたします。
あとは22日と23日に人吉で行います熊本豪雨復興記念コンサートを残すのみです。*二日間とも完売です。
◯三ツ橋敬子さん指揮する九響の2つのコンサートでは、ハンブルク・フィルのシュテファン・シェーファーさんの”YAMAGA”の神秘的とも言える美しさ、マロさんと塩貝さんという師弟共演のモーツァルトの楽しさ、ハイドンの「告別」の素敵な演出(アイデアはケント・ナガノさんです)、ベートーヴェンの「田園」の美しさ!が印象に残ります。
◯N響メンバーのカルテットはマロさんたちのお話が会場中を包み込み、ドボルザークの「アメリカ」の素晴らしい音楽を堪能しました。
◯3日のフィナーレでは、入江一雄さんのラフマニノフ、N響メンバーのカルテットも加わってのシューマンのピアノ五重奏曲がさすがの素晴らしさ。そして三ツ橋敬子さん指揮するくまもと復興国際音楽祭管弦楽団のエネルギーあふれるベートーヴェンの交響曲第1番。アンコールのG線上のアリアが心にしみたという声も聞きます。
マロさんが挨拶の中で「音楽には人智を超えた力がある」と言われていました。
会場のお客様とそのことを共有できたと思います。